新築を建てられる方、リフォームをお考えの方は、インテリアのことを考えるのも大事ですが、お家の洋服的存在である外構エクステリアも大事な所です。
お車を所有している場合、雪や雨が多い地域では、カーポートは必ず必要ですし、お家をおしゃれにグレードアップさせるのであれば、お家の正面である、玄関アプローチをおしゃれにしたり、門柱をデザインしたり、植栽をしたりなど、予算を集中させても良いです。
このようにこだわるポイントによって、お客様が求めている工事と費用は変化してきます。
このページでは、新築エクステリア工事にかかる費用・だいたいの相場の基本的な情報を項目別で完全解説いたします。
1.外構エクステリアでは、どのくらい費用がかかるのか?
①新築エクステリア:100~400万円
お家にかけた金額の10分の1(10%)の予算が新築外構エクステリアの金額にふさわしいと言われています。たとえば、お家の金額が2,000万円であれば200万円。4,000万円であれば400万円となります。ただ、敷地の面積にもよりますので、弊社で新築外構エクステリアを施工する場合、目安として、新築外構エクステリアの施工面積×15,000~20,000円となることが多いです。
②既存のお庭の改装:~100万円以内
お庭リフォームの場合は、基本的には100万円以下の工事になることが多いのですが、こちらも新築外構エクステリアと同様に施工面積や工事内容によって金額は大きく変わっていきます。また、既存の構造物を撤去したりすることで追加の金額がかかることになります。
お庭リフォームだからといって決して安くなるということではありません。
外構エクステリアを依頼する場合は、決して1社で即決しないで、複数社から相見積もりをとることをおススメします。また、相見積もりが一番安い業者に即決することはおススメしません!
家電を買うことと、外構エクステリアはイコールではなく、基本的には現場での施工になるので、プランニング力・現場施工技術力・施工管理力が大事になってきます。
担当の方としっかりとコミュニケーションをとり納得できる業者での契約をおススメします。
弊社の施工実績の過去の調べでは以下のようになります。
外構エクステリア工事の合計金額
50万円以内 25%
51万円~100万円以内 25%
101万円~200万円 30%
201万円~ 20%
施工件数の%で表しております。(2020年12月段階)
50万円以下の外構エクステリア工事
①境界線のブロック塀
②門扉・フェンスの設置
③100㎡以下の砂利敷
④50㎡以下の土間コンクリート
⑤2台用カーポート設置(駐車場部分の土間は含まず)
⑥ウッドデッキ
51万円~100万円以下の外構エクステリア工事
①2台用カーポート設置(駐車場部分の土間を含む)
②サンルーフ付きウッドデッキ
③50万円以下の外構エクステリア工事の2つ程度の組み合わせ
例 境界線ブロック塀と門扉の設置
101万円~200万円以下の外構エクステリア工事
この金額は、新築外構エクステリアの基本的な金額となります。
①2台用カーポート(土間含む)、玄関アプローチ、植栽、南条砂利
その他いろんなお客様の要望に沿ったバリエーションが増えせる金額となります。
もし初めて新築外構エクステリアをされる方はこの価格帯が一つの目安としてお考えいただければと思います。
201万円以上の外構エクステリア工事
この金額では、新築エクステリアの施工面積が広いお客様、新築外構エクステリアにこだわりをお持ちのお客様、目かくしをしっかりしたお客様など多岐にわたってニーズを満たすことができる価格帯となります。
新築外構エクステリアの予算をかければかけるほど、お家のグレードアップをされることができます。ただ目安としては、お家の価格の10分の1で新築外構エクステリアの予算とお考えいただくとよろしいかと思います。
①3台用カーポート(土間含む)、目かくしフェンス、玄関アプローチ、植栽、照明、南条砂利、人工芝、ウッドデッキなどなど
2.エクステリア外構の工事別費用の相場解説
①門周辺 10~30万円
②目かくしフェンス 15~50万円
③玄関アプローチ 20~40万円
④ブロック塀 20~50万円
⑤カーポート 40万円
⑥物置・ガレージ 20~100万円
⑦ウッドデッキ・テラスデッキ 30~50万円
⑧サンルーム 50万円
⑨照明 5~20万円
⑩植栽 5~10万円
⑪土間コンクリート 50㎡ 40万円~
⑫人工芝 50㎡ 25万円~
⑬砂利 50㎡ 15万円~
あくまで目安です。材料・施工状況により金額は変更致します。
3.新築外構エクステリア工事の金額具体例をご紹介します!
①
2台用カーポート・・・40万円
駐車スペース土間コンクリート 40㎡・・・30万円
玄関アプローチ・・・25万円
境界線ブロック(1段積)・・・20万円
防犯砂利 40㎡・・・12万円
シンボルツリー 高さ3m・・・5万円
合計 132万円
②
2台用カーポート・・・40万円
駐車スペース土間コンクリート 40㎡・・・30万円
境界線フェンス 幅15m・・・ 30万円
瓦チップ 40㎡・・・10万円
人工芝 30㎡・・・18万円
照明・・・7万円
合計135万円
③
3台用カーポート・・・60万円
駐車スペース土間コンクリート 60㎡・・・50万円
境界線ブロック 幅15m・・・ 30万円
防犯砂利 40㎡・・・12万円
人工芝 30㎡・・・18万円
門柱・・・20万円
玄関アプローチ・・・20万円
目かくしフェンス 10m・・・20万円
植栽 3m・・・5万円
物置 15万円
照明 5万円
合計 255万円
4.外構エクステリアの工事を適正価格で依頼するコツとは?
そもそもどうして、外構エクステリアの金額はわかりにくいのでしょうか?
それは、お客様の敷地面積・ご要望によって全く違うプランになるためです。すなわち外構エクステリアは「オーダーメイド」であることがほとんどなのです。同じ面積でもお客様のご希望によって金額が倍以上違うこともあります。
よくお客様から「だいたい、いくらですか?」と質問されるのですが、そのお客様が望まれているイメージを正確に教えていただかないとお答えできないのが現状です。
なので上記にもあくまで参考例として明記させていただきました。
適正価格をお求めされるうえで一番おススメしたいのが「エクステリア専門店での直接施工」であり「直接施工」によるコストダウンはもはや常識となっております。
工務店やハウスメーカーで新築と一緒に外構エクステリアも一緒にすると、一見おまとめ価格で安くしてもらえるように感じますが、実はエクステリア工事では価格がたかくなるのです。
なぜなら、工務店・ハウスメーカーは家のことはプロでも、外構エクステリアのことはあまり詳しくなく、下請け会社に丸投げしています。
ハウスメーカーが「仲介」にはいることで、現場管理から施工、発注業務はすべて下請け会社に丸投げしてしまうので、施工を依頼したお客様は、元請けである工務店・ハウスメーカーの利益と、下請け会社の利益の二つを払わなければならず、おのずと高い見積りでの工事を請求されることになります。
それに加えて、ハウスメーカーの要望が施工会社に正確に連絡できてなかったり、エクステリア専門店としては無理のある外構エクステリアをプランニングしているケースもあるので、「外構エクステリア専門店」に直接、お見積りの依頼をすることをおススメします。
そして最近の傾向では、「直接、外構エクステリア専門店にお見積り・工事を依頼する」ことのメリットにお客様自身が気づき始め、常識になってきています。
外構エクステリア工事が家の契約に入っている場合もありますが、インテリアやオプションの変更による減額は外構エクステリア工事についても同じことです。工務店・ハウスメーカーの担当営業の方に「外構エクステリアを自分で探します」とお伝えください。
伝えるのは早いに越したことはありませんし、今や外構エクステリア工事を別で頼むことは常識になってきているので、積極的に動いてください。
たまに工務店・ハウスメーカーの営業担当者から「外構工事を外部に依頼すると、家の補償に影響がでてしまう」と言われるかもしれません。
お家の補償とエクステリアの補償はまったく別物です!
カーポートやフェンスは家の外壁に接していない限り、家の構造になんの影響も与えないので、家の補償に影響がでることがありません。
むしろほとんどの工務店・ハウスメーカーは外構エクステリアを下請け会社に丸投げするので、何かあった場合の対応が遅くなることがあります。